オピネルのカーボンナイフに黒錆加工【キャンプギア】

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キャンプに必要な刃物の一つに薪を割ったりするのにつかうヘビーデューティーなナイフがあります。そしてもう一つ必要なのが、調理に使うナイフ。つまり包丁です。これについては家にある包丁を持ってくれば充分事足ります。というかいちばん調理しやすいと思います。
が、せっかくならキャンプらしさを出したいというところで、折りたたみ式のナイフの購入が候補になります。そのブランドとしてメジャーなのがオピネルです。
見た目が格好良くて、そんなにお高くない。サイズも豊富で使いやすいということでこちらはオススメなのですが、その際に悩ましい選択があります。それは

ステンレスタイプとカーボンタイプ

この2種類があるということです。ステンレスは包丁でおなじみのやつで切れ味もよくメンテナンスも楽で通常はこちらをオススメしたいのですが、一方でカーボンタイプというのがあります。こちらはより切れ味が良いのですが、大きなデメリットとして錆びやすいという特徴があります。

男の子は迷わずカーボンタイプを購入

これをカバーする方法として黒錆加工というものがあります。
錆には主に赤錆と黒錆というのがあって、赤錆というのが一般的によく目にする金属をダメにする錆なのですが、それをつかないようにするために、予め黒錆という別の錆でコーティングしてしまおうという作戦です。

黒錆加工する前の新品のカーボンオピネル。見た目はステンレスと同じくピカピカですが、錆びてしまっては台無しなのでこれに加工をしていきたいと思います。

黒錆加工の方法

簡単に説明すると「めっちゃ濃い紅茶にお酢を入れたものに漬ける」です。

紅茶は安いティーバッグで1杯に対して3袋くらい使って、紅茶とお酢の比率は4:1くらい。
例えば400mlに対して100mlのお酢を入れてブレードの部分がピッタリ埋まるように漬け込みます。

より丁寧に仕上げる方法として刃の部分を本体から取り外して刃のみを漬ける方法があり、その方が付け根の部分がキレイに黒錆が着いてよいのですが、取り外すのが結構固くて大変だったので諦めて手軽な方法でやりました。

1時間ほど漬け込んでいくのですが、化学反応が起きてめっちゃ臭い匂いがするので気をつけて下さい。

見事に黒くなりました。黒いブレードってなんか憧れるやん。男の子大好きなやつやん。

収納状態にした時に黒い柄の部分がちらっと覗くのがとても格好良い。無駄に開いたり閉じたりして眺めて楽しむことができます。

実際に使ってみるとこれによって切れ味が落ちるようなことはなくスパスパと切れます。カーボンにしてよかった。

柄ごと紅茶に付ける場合の注意点として、木の部分が水分を含むことで膨張して一時的に開け締めが固くなります。これは一時的なものなので心配する必要は無いのですが、閉まった刃が取り出しにくいときはテーブルの上などに柄の部分を「カンッ」と軽く叩きつけると反動で刃がにょきっと飛び出て引き出しやすくなります。これはキャンプ時にも役立つので覚えておきましょう。

それでも定期的なメンテナンスは必要

使用の注意点としてはこれで赤錆に強くなるものの、完全にメンテナンス不要になるわけではないです。使用後はしっかり拭き取ることや特にトマトなどの酸味のあるものを切ると黒錆にダメージが入りやすいのでその手のものを使った後は洗い流して拭くようにしましょう。

使っていくうちに黒錆は落ちてくるのでその際は再度同じ工程でつけ直してあげればよいです。その前に切れ味が落ちてきたら研いであげたほうがよいのでその際に表面の黒錆がとれた時につけ直すとよいでしょう。

ということでステンレスの方が使いやすいので通常はそちらをオススメしますが、こうゆうロマンが好きな男子には迷わずこちらをオススメします。

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