Blu-ray ディスクでライブビデオを見るのは吉井関連では初めてだったのですが良いものですね。最近のDVDは結構綺麗だと思っていたのですが、特にレンズフレアなど舞台の照明部分でノイズのない滑らかさが際立ちます。
この前の.HEARTSツアーは武道館で見てきたのですが、ベスト盤リリース後ということで、良くも悪くもベスト盤的選曲だったというか、正直驚きが無かったのですが、今回のライブはセットリストが素晴らしく個人的に大好物な方の吉井が見れました。当日は映画館のライブビューイングで見ました。
今回のツアーの特徴
- 吉井がギターをたくさん弾く
- 過去曲たくさん
- 全体的にアダルトな雰囲気(しかし下品ではない)
- 予想外のアレンジ連発
というところで、全俺のツボを突かれまくりました。
セットリスト
- トブヨウニ
- 点描のしくみ
- I WANT YOU I NEED YOU
- ゴージャス
- CALL ME
- 朝日楼(朝日のあたる家)
- シュレッダー
- LOVE & PEACE
- 雨雲
- HATE
- Working Class Hero
- CALIFORNIAN RIDER
- Don’t Look Back in Anger
- 4000粒の恋の唄
- BEAUTIFUL
- BELIEVE
- HEARTS
- LOVERS ON BACKSTREET
- バラ色の日々
- WINNER
- WEEKENDER
- Shine and Eternity
- FLOWER
- 血潮
- JAM
過去最多の曲数かも? アンコールがなく、途中にアコースティックコーナーを挟んでいます。
各曲の感想とか
まず驚いたのがグルーヴィに生まれ変わったトブヨウニ。
予想外にダンサブルになっていてこっちのほうが大好きです。
続いて前回のツアーではハイライトに持ってきていた「点描」がいきなり2曲目に来てテンションMAX。そして、珍しく吉井がSGを下げて始まったのがI WANT YOU I NEED YOU。エレキをかき鳴らす吉井!大好物。からのイエモン曲でなんとゴージャス! 今のモードの吉井&バンドで聞くとまた新鮮です。
ここで中盤の聞かせどころ、「Call me→朝日楼→シュレッダー」がまるで3部構成の1曲のようになめらかに繋がる! 朝日楼の艶はもうすごい領域へ。いつもよりギターが1人少ない分、鶴谷崇さんのキーボードの聴かせどころが増えていてこれが演奏に艶を与えているように思います。
続いてLOVE & PEACEを経ての雨雲! 個人的に大好きなんです雨雲。アウトロで一旦吉井がはけてからのバンドの演奏も素晴らしかった。
ここから一区切りついてアコースティックのコーナーへ。
驚いたのが CALIFORNIAN RIDERのアコースティックアレンジ。こう来たか。原曲の方は正直さほど興味の薄い曲だったのですが、新鮮に聴けました。
そして何と言っても4000粒の恋の唄!
この曲が選曲されただけで嬉しかったのですが、アレンジがよりアダルトな感じだけどイエローモンキーの頃とは違った上品さ。裸電球が灯る演出があるのですが、カメラワークで吉井の歌っている姿とオーバーレイするように映されて、映画館で生で見たときは、生なのにまるで映画の1シーンを見ているかのような感覚に陥りました。MCで座っている椅子は昔の豪華客船のバーで使われていた椅子だという話があり船で聴いているかのような気分に。
BELIEVEも個人的に結構好きな曲です。吉井がアコギを弾く非アコースティック曲は名曲が多いの法則。そしてソロの曲の中で現状一番好きな曲かもしれないHEARTSを経てMC。
ここで吉井は12弦ギターを!吉井が12弦ギターを取り出した時のイエモンクラスタの期待感は爆上がりですw
そして来たルァヴァーズオンバックストリート!! この曲がソロで聴ける日が来るとは!イエモン曲の中で3本の指に入るくらい好きな曲です。
娼婦の歌なわけですが、「あなたにもお花をあげましょう」ということで福島の人たちに歌を届けようという意識が強く感じられてかつてないほど曲がポジティブに聞こえました。
そしてそして!お花繋がりで「バラ色の日々」!
イントロのサビをカットしてドラムのフィルインから始まるアレンジでテンションマキシマム!
思いがけずイエモン曲を2連続、でも古く感じない今の吉井ヴァージョン。この2曲とくにTRICERATOPS吉田佳史さんの気迫あるドラミングが素晴らしかった。
そしていつもの流れ的にはOne dayかな?と思いきやWinner!
拳を振り上げて皆で歌うアンセム的なOne day、いい曲なんですけどちょっと食傷気味な・・・wというところでWinnerがこう化けてきた。これは完全に生まれ変わって原曲よりパワーアップしていて感動。今回のライブはとにかく色んな曲が化けまくっています。
Shine & Eternity、この曲の雰囲気は吉井曲の中でも異質で、従来の湿った感じが好みの私としてはwちょっと苦手なところがあったのですが、福島で鳴ったこの曲は感動的でした。この歌の価値を感じました。
血潮はまさかのアカペラで。吉井の声の魅力が堪能出来ました。LiveCDの方には沖仁さんと演ったバージョンが収録されていますがそれはそれで正解ですね。あの演奏は素晴らしかったので繰り返し聴きたい。
総評
ということでこのライブは吉井ソロ史上、暫定No.1のライブだった!と個人的に認定したいと思います。
これからどんなアルバムを作ってライブを見せてくれるのか、ますます楽しみです。
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