こんなすごいアルバムになっていたとは・・・アルバムの曲目だけを見ると例によって概出のシングルとカップリングに新曲を織り交ぜて無難にまとめた感じなのかと思っていたら違いました。
フロア対応型
まず1曲目。今までのパターンだとオープニングSE的な期待感を醸し出しながら次のシングル曲へ繋ぐようなあっさり目のパターンが多かったのですが、いきなりゴリッゴリの太いサウンドが鳴り響きます。歌モノでない四つ打ちのヤスタカ印。そこから
- Spring of Life (Album-mix)
- Magic of Love (Album-mix)
と、シングル曲へ2曲立て続けに繋がるのですが、ここでアルバム用にアレンジがされています。
シングルがアルバムでアレンジされるのは珍しいことではないのですが、今までのパターンだと「シングルと同じでは忍びないからちょっと弄っておきました」的なものが多かったのですが、今回は違います。
シングル版ではサビから始まったりと伝わりやすいポップスとしてパッケージングされたアレンジだったのですが、アルバムではイントロは長くなり、曲調も新しくなって焦らしてきます。そして溜めて満を持してのサビ始まりでどーん!わー!っていう”フロア対応型”アレンジになっています。
かわいいPerfumeからのドSモード
中盤、ドラえもん映画の主題歌になった「未来のミュージアム」の変わらないPerfumeらしい可愛らしい曲調でようやくほっこりとした気持ちになりますが、その後、再び四つ打ちの太いサウンドへ。ここで歌われる歌詞が、
「手をかざして 光を感じて 体突くこのスピーカー 頭揺らすこのリズム もっと欲しいでしょ 皆で上げて 包み込もうこのステージ 盛り上げてこのフロア 揺らして もっと 揺らして もっと」
ドSモードだ!w これはライブで盛り上がること必至。
その後もシングルやカップリングで発表済みの曲を織り交ぜつつ、新曲では新しい境地を見せる攻めの構成になっています。
全体的にすごく「格好いい」アルバムになっているのですが、それだけPerfumeのメンバーも海外進出やフェス出演などで成長し大人になったということなのかもしれません。ヘビロテです。
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