電動昇降デスクの天板 集成材でオイルフィニッシュをする。

ファッション・雑貨

電動昇降デスクを買いまして

天板をどうしたかの顛末について書きます。

無垢材か集成材か

まず木の板です。木は無垢ってやつがいいんだよねというのをYouTubeで見たりするわけですが、今回は「集成材」というものを買いました。理由は無垢材より安いからだったわけですが、後々調べてみると集成材も悪いもんではないということがわかりました。
そもそも集成材とはなんぞやということなのですが、細かい木の板をつなぎ合わせて大きな板にしているものということであります。この製造工程によりメリットが生まれます。

板の種類無垢材集成材
値段高い安い
質感高い低い
香り高い低い
強度弱い強い

それは強度と書きましたが、主に湿度の変動による反りが起きにくいということです。木材というのは水分が変動することで反りが発生するのですが、集成材の場合その製造工程においてしっかりと乾燥がされていることと、様々な木を張り合わせることで反りの方向がお互いに変わりそれが接着されていることで全体が安定するというメリットがあるわけです。
また集成材と言っても一つ一つは木そのものであり表面の木の質感は無垢材とかわらないとも言えます。
木の種類としてはパインを選びました。杉や桐などはちょっと和の香りがしますが、パインは北欧系のフレーバーがあり、何よりお安い。

継ぎ目にギザギザってなってるところが集成材の証。無垢材だとあえて木の表面のガタガタしたところを見せたりしてるの見かけるけど、あれ機能的にはメリットないよね。

ウレタン仕上げ・オイル仕上げ

そして塗装の表面を何で仕上げるか、ここで大きな分岐点があります。今回の塗装の前にお試しで別のテーブルを塗装してみて、

ニスで仕上げるのはちょっと微妙っぽいぞ?ということで色々調べました。大きくはウレタン(ニス)仕上げとオイル(ワックス)仕上げに分かれます。

塗装ウレタン仕上げオイル仕上げ
質感低い高い
強い弱い
メンテナンス面倒
修復しにくいしやすい

ここは慎重に考えるべきです。まずウレタン系の良いところは水に強くてお手入れが楽ということです。汚れたら水拭きでゴシゴシ吹けばよいですし、表面の被膜もとても丈夫です。

一方でオイル仕上げには手間がかかります。水に弱いので水拭きでゴシゴシするとオイルが取れてしまったりします。そうでなくてもオイルは徐々に取れてしまうので定期的に塗り直すメンテンスの手間があります。

また傷や汚れがついたときは表面をサンドペーパーで削ってオイルを塗り直せばきれいに修復できるというのもメリットです。ウレタン仕上げは丈夫な一方で傷がついてしまうとそこの修復は難しくなってしまいます。

そしてオイル仕上げの最大の魅力は木の質感が生かした風合いにあります。そしてメンテナンスをする事に風合いが高まり愛着も湧くので、木の質感を楽しみたい人に人気の仕上げです。

しかし食事を良くするテーブルなどでこれをやるのはなかなかハードルが高いといえます。今回は仕事机であるので食事はそんなにしないし、自分のパーソナルスペースでもあるので自分のテンションのあがる方式で行こうということでオイル仕上げを選択しました。

オイルステインには保護能力がないので注意

そこで今回買ったのがこちらのオイルステイン。これをあまり調べずになんとなく買ってしまったので話がややこしくなるのですが、この塗料には表面を固めて保護する能力がないものでした。

それが何を意味するかというと塗ったあとに机を使用していると手や服が擦れるたびに塗料が落ちて色がつきます実際めっちゃつきました。インスタのフォロワーにもそれを指摘され教わりました(下調べ不足)

でこれを防ぐのに手っ取り早いのはニスを塗るということなのですが、前回ニスの仕上がりに納得いかなかったこともありどうにか別の道を模索したいと購入したのがこちらの

オイルフィニッシュです。
そもそもこの塗装を思い立ったときに見たことを振り返るとZIPで健二郎さんが「ワトコオイル」を塗っていたということ。調べてみるとワトコオイルにはステインの着色とオイルによる塗膜を両方まとめてやってくれるような配合になっているということでした。
なるほど、それは楽ちん! ということでなぜそれを買ってこなかったんだと後悔したわけですが、このオイルフィニッシュは着色をしないので家の他の家具のメンテナンスに使うこともできるし、色付きだと塗るたびに濃くなってしまうわけなのでこれはこれでありな選択だった。と思うことにして、レッツ塗装。

大事なのは「ウェット研磨」。塗った後にすぐに400番の耐水ペーパーでヤスリがけしてあげる。するとスベスベの質感が。おー、これが求めていた質感! 

オイル仕上げを使って気になるのは「手汗」

見た目には一旦満足したのですが、使っていて気になり始めたのが、手汗です。オイル仕上げは水に弱い。食事はしないとはいえ、私の手のひらはそこそこ汗をかくタイプなものでそのたびに表面にダメージを与える気がしてきました。そこで取った対策が、

IKEAの特大マウスパッドを敷く。

これで安心、ですがそうなるとせっかくの木目が見えないというジレンマ。それでも周辺から覗く木目は楽しめるので一旦これで良しとしたいと思います。デスクマットを敷くのは流行っているみたいだし。

ということで長かったデスク周りの塗装の旅も一旦集結。デスク周りの改善はたぶん続く。

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