PS3がYLODという症状に陥り起動しなくなった前回に引き続き、新しいPS3を注文したものの、旧PS3を何とか起動させないとデータの移行が出来ないということで解決法をググったところ、ドライヤーを当てれば復活するという、ドラえもんで「電池は温めれば長持ちする」的な話があったような気がしますがそのレベルに力技感のある裏技があったので試してみました。
原理としてはハンダクラックを起こしているチップのところのハンダを熱風で溶かすことで一時的に通電し復活するということのようです。そのような原理なので、熱風を当てる際はPS3を縦置きでなく横置きにした方がよさそうです。
準備としてはまず、「コードを全部外す」
そして「熱に弱いHDDを取り出す」ということで2代目PS3のHDD取り出しです。
まずこの蓋をパカっと開けて、
中のネジを外す。
そうすると横がパカっと開くようになるので、
シャカっとHDDケースを取り出す。これで取り外し完了。
いよいよドライヤー当て開始。ググったところによると
「10分〜15分間背面の通気口から中へドライヤーを当てる。 」
しばらくすると熱膨張で中のパーツが「パチッ」とか音なることあるけど気にしない。外のプラスチックが溶けないように程々に振りながら加減する。
とのこと。しばらく当てると中からポッカポカにあったまってきた。そもそもPS3本体がすごい熱をもつものなので多少の熱はどうということもないはず。しかし15分もやり続けるのはちょっと怖くなってきたので10分弱でいったんやめる。
続いて、「しばらく常温で冷ます(30分程度)」
その際、冷風などに当てて急激に冷まさないこと。
しかしハンダが熱いうちに電源入れたほうがいい説もあるらしい。ハンダが膨張している方が通電しやすいからという理由で言われてみれば確かにそんな気もする。
ということで外側を触っても暑くない程度に覚めるまで10分弱くらい待ち、恐る恐る起動してみると・・・
ピッと鳴って緑に点灯するのは変わらず・・・ここで黄色に変わらければ・・・おっ変わらない。起動したー!
ほんとに起動しました。ナイスドライヤー。
起動していると常に熱を持っているので、しばらくは落ちなそうな雰囲気。多分この後、終了してしばらく置いておくとまた起動しなくなる可能性があるので、止まると死んでしまうマグロのようなPS3です。
データを新しいPS3に転送する
起動しているうちに急げ、ということで新しいPS3を繋いでデータを移行します。
旧PS3の本体設定>データ転送ユーティリティーから行います。
その際、トロフィー情報をオンラインに同期しないと消えちゃうよと言われてその設定をしたり、 新しいPS3のシステムアップデートをしたりといった作業を促されます。そしてPS3同士をLANケーブルで繋いでデータ移行開始。私の場合転送に2時間ほどかかりました。ハードディスクに過去のゲームのインストールデータとか入っていると転送の時間が増えそうなので不要であれば削除しておくといいかもしれません。
そんなこんなで3代目PS3の生活が始まりました。なんだかんだでPS3は3モデル全部買ってるぞ・・・次回は3代目PS3の軽いレビューでも。
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