The Yellow Monkeyを活動休止させてからスタートした吉井和哉ソロプロジェクト、Yoshii Lovinson名義から吉井和哉名義の現在に至るまでにリリースされた6枚のフルアルバム、1枚のミニアルバム、1枚のライブアルバム、12枚のシングルを総括したベストアルバムがリリースされました。
“カズヤ”でもあり”十八番”でもありといったタイトルです。
ベストアルバムの名に相応しい内容です。
初めて聴く方には自身をもってまずこれを薦めたいと思います。
選曲、曲順も単純にリリースした順に並んでいるようなものでは無く、2枚組のフルアルバム(初回限定盤はライブ音源を中心としたディスク3付き)として聴ける内容です。
Disc1
- TALI
- CALL ME
- FINAL COUNTDOWN
- WANTED AND SHEEP
- トブヨウニ
- HATE
- 20 GO
- BEAUTIFUL
- MY FOOLISH HEART
- BELIEVE
- 朝日楼(朝日のあたる家)(カバー)
- HEARTS
Disc2
- 点描のしくみ(Album Version)
- 煩悩コントロール(Album Version)
- 血潮
- 母いすゞ
- ノーパン
- ビルマニア
- ONE DAY
- バッカ
- WINNER
- Shine and Eternity
- LOVE & PEACE
- FLOWER
Disc3 ※初回限定盤、アナログ盤のみ
- シュレッダー [Live]
- WEEKENDER [Live]
- 黄金バッド [Live]
- 欲望 [Live]
- SIDE BY SIDE [Live]
- BLACK COCK’S HORSE [Live]
- VS [Live]
- 恋の花 [Live]
- Don’t Look Back in Anger [Live](カバー)
- スティルアライヴ [Live]
- マサユメ
- 甲羅
- ギターを買いに
オススメ曲はどれかというとベストなので全部オススメではありますが、
まずは今回このアルバムに新録となっている曲で、朝日楼(朝日のあたる家)を薦めたいです。この曲についての詳細は以前のエントリーを読んで頂ければと。
あとはデビューシングルである1曲めの”TALI”と1stアルバム”At The Black Hole”の1曲めである”20 GO”。
The Yellow Monkeyという大きなバンドを休止させた状態で始まったソロの第一声であり、長い模索の中から生まれた名曲たちです。
ディスク1が前期、ディスク2が後期という流れになっていますが、ディスク1の終わりとディスク2の頭に最新の曲が挟まれており、この最新の曲たちがまたいいです。
ディスク2の頭の「点描のしくみ」は鍵泥棒のメソッドという映画の主題歌になったものですが、ベスト盤で再録されドラムがジョシュ・フリーズによる超絶プレイになって生まれ変わっています。↓下記動画はシングル版のもの。
また最も新しい曲が「血潮」という曲ですが、これは今までに無かったスパニッシュ調の曲で、ゲストプレイヤーに沖仁さんというスパニッシュ・アコースティックギターの演奏が聴けます。
ディスク1最後のHeartsという曲は別れと新たな地への旅立ちを歌った歌詞ですが、イエローモンキーが好きだった人たちにもきっと刺さる感じの曲だと思います。
こうして並ぶと曲があるなぁと思います。バンドの頃とは異なる曲調ばかりです。
まさしくソロのスタートから現在に至るまでの点が線になって大きな絵になったという感じのアルバムです。
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