「指南役」の著、情報は集めるな!という本を読みました。
過去3冊のシリーズを読んで面白かったので、今回も読んでみましたが、やはり面白かったです。
最近はiPhoneのせいで、Twitter,Tumblr,RSS,2ちゃんねる等の「情報漬け」無限ループ状態になっていますが、そのカウンターとなるような内容です。
「100人のコピペより1人のイブ」という節があります。
ここで言う「イブ」とはコピペの元になった人という意味。
ネット上にあるものはコピペが多い。
誰かが言ったこと、見たこと、聞いたことのコピペ情報。それが更にコピペされてまとめられて行きます。ネットにはたくさんの情報が溢れているけど、リアルの世界にはまだコピペされていない「ダイヤの原石」が転がっている。
それはジャングルの奥地や、ニューヨークのタイムズスクエアに行かないと手に入らないものばかりではなく、日常生活の中に無限にあると書かれています。
大事なのはそれをキャッチする感性。感性ない人にはそれが見えない、と。
テレビで「すべらない話」などを見ているとこの芸人さんの周りでは何故こんなに面白いことばかり起こるんだ?と疑問に思うことがありましたが、その認識は間違いだと分かります。
芸人さんの周りにだけ面白いことが起きるのではなく、普通の人より面白いことをキャッチする能力が高いということです。
芸能人も意外と僕らと似たような環境で同じような生活をしている。
CIAが他国の情報を得る情報源の95%は新聞なのだそうです。
同じ世界で生きる人生、楽しめるか楽しめないかはその人の感受性しだいということです。
あとがきには「本を捨てよ、街に出よう!」と結ばれています。
ということでiPhoneを捨てて街に出る!・・・勇気はまだ無い。
まずは街中でTumblrのReblogをするくらいなら、一眼を持ってReblogされるような写真を1枚撮りに行きたいと思います。
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