ビートルズの新曲がSNSからYouTubeのフィードからTikTokのショート動画から流れてくる、というシュールな体験をした2023年でした。
どうゆうことなのか。ジョン・レノンはとうの昔に、ジョージ・ハリスンも亡くなってメンバーが半分になってしまったビートルズによって新曲が作られました。
AIの技術が発達したことで昔、ジョン・レノンがピアノ弾き語りで録音されていた曲からジョン・レノンの声をクリアに抽出することができるようになり、過去のいつくかの曲のサンプリングと現在のポールのコーラスと演奏、リンゴのドラムを新たに足して、今までに聞いたことのないビートルズの新曲ができたということです。
これはビートルズなのか?
聞いてみると、本当に不思議な体験で、あのジョン・レノンの声で、ジョージハリスンっぽいスライドギターで(ポールが演奏したらしい)、物憂げな曲調でまるでオアシスみたいな(逆転現象)聞いたことのないビートルズの曲でした。AIの技術を活用したといっても鳴っている4人の音はすべて本物。
また歌詞が「Now And Then」というテーマで今からあの頃を、あの頃から未来の今を回顧するような泣ける歌詞で。
それにしてもビートルズがこんな時代の最先端を行くような作品を作るとは驚きです。一つの時代の始まりから終わりまでを総ざらいしたような凄みを感じます。
ストーンズの新譜とともに2023年はロックの歴史においてエポックメイキングな年となりました。
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