ローリング・ストーンズ新譜「Hackney Diamonds」

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ストーンズのアルバムが出た。ちょっと前にブルースカバーのアルバムを出したりしていましたがそれを除くとなんと18年ぶりだそうで。

1. Angry
2. Get Close
3. Depending On You
4. Bite My Head Off
5. Whole Wide World
6. Dreamy Skies
7. Mess It Up
8. Live By The Sword
9. Driving Me Too Hard
10. Tell Me Straight
11. Sweet Sounds Of Heaven
12. Rolling Stone Blues

アルバム全体としてよく作り込まれた構成で特筆すべきポイントがいくつもあり、それを知って聞くとさらに楽しめる感じなので紹介していきます。

外部プロデューサーとの共作による冒頭3曲

1. Angry
2. Get Close
3. Depending On You

シングルカットされている1から始まる3曲は外部のプロデューサーを迎え、コライトまでして書かれた3曲ということで今の御時世にフィットしたサブスクのプレイリストに混じっても違和感ないような開けた曲で始まります。
ここまで聞くと「なんか良くも悪くも今風でおもしろくない」とか思うかもですが、

ポール・マッカートニーがベースで参加した最もロックンロールな1曲

4. Bite My Head Off

ここでガツンとハイライトが来ます。あのポール・マッカートニーが参加した曲で、どストレートなロックンロール曲です。ポールのベースソロまであるのですが、そこにミック・ジャガーが「ヘイ、ポール、カモン!」的な合いの手を入れているのが胸熱です。

チャーリーなき今のローリング・ストーンズの曲たち

5. Whole Wide World
6. Dreamy Skies

9. Driving Me Too Hard

中盤の曲たちはチャーリー・ワッツなき3人がツアーに参加しているドラマーと今のローリング・ストーンズの音を鳴らしている感じなのですが、

チャーリー・ワッツと撮っていた2曲。更にビル・ワイマンも。

7. Mess It Up
8. Live By The Sword

ここでなんと亡くなったチャーリー・ワッツと撮っていた曲が挿入されます。わかってて聞くからかもしれませんが、チャーリーのドラムの感じが実家に帰ってきたようなストーンズ感で安心感があります。さらに8.ではかつてストーンズのベーシストだったビル・ワイマンまで参加していて同窓会的な雰囲気。

キースボーカルの曲から空気が変わる

10. Tell Me Straight

この曲からアルバムのクライマックスへ向かって行きます。キースのボーカルで哀愁の漂うこの曲から空気が変わり

歌うますぎるレディー・ガガとピアノだけのスティーヴィー・ワンダーの豪華共演のゴスペル曲

11. Sweet Sounds Of Heaven
このアルバムのハイライト。ゴスペル調の曲はストーンズの1つのフォーマットですが、女性のパワフルな歌が、ふくよかな黒人の方が歌ってるのかなと思ったらレディー・ガガ。歌うますぎわろた。そしてスティーヴィー・ワンダーがピアノで参加(全く歌わず)という豪華なコラボになっています。

バンド名の由来となったマディ・ウォーターズのローリング・ストーン・ブルース

12. Rolling Stone Blues

この曲はローリング・ストーンズのバンド名の由来になったと言われるマディ・ウォーターズのブルースをミックとキースの2人でやってアルバムを〆る。なんともきれいにキャリアの大きなピリオドを打つかのようなエンディングです。

2023年はこれだけじゃなく、なんとビートルズが「新曲」を出すという・・・これについてはまた次回。

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