2Dマリオの新作として実に11年ぶりの新作「スーパーマリオブラザーズワンダー」が発売されました。そんな間空いてたっけ?って思いますが、スーパーマリオメーカー1、2はこれに含めず、他リマスター版だったり何やらを除きというところです。
まず結論としてこの作品、紛うことなき神ゲーでした。毎ステージなにかしらワンダーなことが起こるのですが、このギミックが今までのマリオの常識を超えるワンダーなものとなっており、それが新鮮で驚きと楽しさに溢れています。そしてこのワンダーなギミックが毎ステージ2つとして同じものがないという狂気じみた作りとなっており、一体どれだけのアイディアと実装の工数をかけたのか11年空いただけのことはあるクオリティです。
そんなメインの要素と今回もう一つ特徴的なのがオンラインマルチ要素です。
ゆるいつながりは「ダークソウル」系
今回のオンライン要素は不特定多数とゆるくつながるシステムになっています。ステージ上では他のプレイヤーが同時にプレイしているところが半透明で映ります。お互いのプレイに直接的に干渉することはありません。
そして敵にやられてしまうとプレイヤーはオバケ状態になるのですがこの状態で他のプレイヤーに触れると復活することができ、これによって助け合いのプレイができます。
さらに「パネル」という要素があり、これを任意の場所に立てると他のプレイヤーにそのパネルを見せることができ、このパネルを触れることでも復活ができます。この要素は、月に星条旗を建てるような「おれはここに来たぞ」という実績を他のプレイヤーに知らしめる楽しさがあるなと思いました。
このようなゆるいつながりの仕組みで思い出されるのは「ダークソウル」シリーズ。メッセージ付きの痕跡が表示されたり、半透明でプレイヤーが見えたりするのは、結構似ているように思いました。
最初の頃はこのライブゴーストの表示、若干じゃまくさいな?と思いながらプレイしていたのですが、しばらく進めていて楽しさを実感したのがこのシーン。
ようやく見つけた場所を皆に知らせてる #スーパーマリオブラザーズワンダー #SuperMarioBrosWonder #NintendoSwitch pic.twitter.com/kSeKuoYw0H
— まはらだ「野営」 (@maharada) October 21, 2023
5つの隠しフラワーを見つけるミニステージがあるのですが、ここで最後の1つが中々見つからずに彷徨った挙げ句どうにか見つけた時に、「あ、これ他の人に教えてあげないと」と思って、その場で何度もジャンプをしてアピールをしました。
この場所は通常立てない隠しブロックの上なので、他のプレイヤーは「ここに隠し要素があるぞ」と気がつくことができ、その結果他のプレイヤーがクリアする手助けをすることができました。
そして他のプレイヤーとゴールしてにっこり。
オフラインの同時プレイでも緩く気軽に楽しめる
このゆるいマルチプレイの感覚はオフラインでも近いものとなっていて、今回のマルチプレイではお互いの体に干渉せず素通りする方式になっています。
思い返すとWii版の2Dマリオから初めて4人同時プレイのマリオが実現したのですが、この頃のシステムではお互いがぶつかったり、持ち上げ合ったり干渉しまくる方式となっていました。
これは大昔のスーパーでないマリオブラザーズがそうであったように協力プレイのつもりがいつのまにか足を引っ張り合ったりするワチャワチャ感が楽しいものだったのですが、それなりにストレスも大きかった面もあり、上手い人とそうでない人で遊んだりするとそれが顕著に出ることがあったりして苦手意識のある人も多かったんじゃないかと思います。
それが今回は干渉度合いが低くなっていて例えば、ヨッシーのキャラに乗っかったりはできるがヨッシー自体は無敵だったりしてワチャワチャしにくい整理になっているので、手軽に楽しめる印象です。
まだ序ノ口 #スーパーマリオブラザーズワンダー #SuperMarioBrosWonder #NintendoSwitch pic.twitter.com/lULqX8O7gK
— まはらだ「野営」 (@maharada) October 21, 2023
今回は結構救済要素が多くて敵も触れただけではやられない敵が多かったり、ユルくなってるのかな? と思いきやいきなり牙を向いてくるステージがあったりするのも変わらずマリオだなという印象です。
引き続きクリアまで楽しみたいと思います。
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