The Yellow Monkeyのドラム、菊地英二”アニー”のベスト曲5選

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The Yellow Monkeyのドラム、アニーこと菊地英二さんのドラムプレイで個人的にベストだと思う曲5選をお送りします。 私は思春期に初めて好きになったバンドがイエローモンキーでそれ以来ずっと聞き続けおいかけてきました。また自分自身も学生の頃から趣味でドラムを叩き、イエローモンキーの曲を何曲もコピーしている中でドラムプレイの観点からアニーのベスト曲だなと思うものを5つ選出してみたのでぜひご覧ください。

太陽が燃えている

イントロからドラムの見せ場が大きくあります。 スネアが16ビートで差し込まれる(口でいうとたんすたずんずんた)シェイクビートが主体で、このパターンはイエローモンキーの多くの曲に出てきます。バラ色の日々、追憶のマーメイド、再集結して1曲めのリリースとなったAlrightがまさにこのリズムパターンで、聞いた瞬間にイエローモンキーの曲だ!となりました。それくらい定番のパターンです。

パンチドランカー

アルバムのタイトル曲であり1曲めを飾る曲です。ドラムビートのみで始まり、バスドラムが聞いてズダンズダンと荒々しいビートが特徴の曲です。113本の過酷なツアーのすべてのオープニングで披露され、アニーから始まるライブツアーであり、アニーを象徴する1曲であることに違いありません。その後に、ヒーセのベース、エマのギター、めずらしくロビンのギターが順番に重なってきて、最高に格好いいオープニング曲です。弦の人たちのリフが、ドラムのドタンドタンというバスドラムにリフが同調するようになっており、レッド・ツェッペリンの移民の歌の「どんどどだどっど」やニルヴァーナのSmells like teen spilitの「じゃーんじゃーんがずがずんじゃ」などリフが印象的な多くの曲でも使われる手法です。

Lovers On Backstreet

シングル曲ではありませんが、ファンなら知らない人はいない曲。イエローモンキーが結成して初めにできた曲といわれています。ロビンの溢れる発想をすべて詰め込んだようなメロディのパターンが非常に多い曲となっており、その中でアニーも持てるリズムパターンを詰め込んだようないろんなリズムパターンが出てくるのが楽しい1曲です。 アニーの手数の見本市のような曲です。アニーのプレイの楽しさはタムをどこどこと叩くところにあると思っていて、それもメタルのような高速、技巧的なものというよりもパンクでポップなドコドコ叩く感じがとても好きです。

Jam

イエローモンキーを代表するバラードの1曲。この曲のドラムはイントロが命です。ハイハットのカウント、これが流れた瞬間会場は歓喜の悲鳴に包まれます。ただカウントしているだけのようですが、実際に叩いてみると意外と難しいのです。頭の泊にアクセントを付けて強弱をつけることと、最後のハーフオープンハイハットで「じゃーん」と響かせるところ、ハイハットを開きすぎるとうるさくなってしまい、逆に閉じすぎると響かなくなってしまいます。雰囲気を壊さずオルガンのイントロにつなげるためには細心の注意とテクニックが必要でなにかのインタビューでロビンが「あのイントロにアニーは全神経を注いでいる」というようなことを語っていたのを読んだ覚えがあります。

リズムパターンとしては8分の12拍子と呼ばれる「タタタ・タタタ・タタタ・タタタ」と3連符が4セットで1つの拍子となるパターンです。

Burn

イエローモンキーの中で一番売れた曲で有名な曲ですね。当時ドラマの主題歌でした。この曲のポイントはAメロのところのタム回し。シングル曲でありながらこのようなパターンは珍しくアニーもインタビューで「このリズムパターンをシングル曲に入れられたことが一つ達成できたこと」と語っていました。 MVでも妖艶に踊るロビンの後ろで荒々しくタムを叩くアニーがとても格好良くて全体の曲の完成度、ビジュアルともにバンドがひとつの頂点を迎えた瞬間であると言えます。

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