コロナ禍でリモートワークが本格化してからAnkerのこのヘッドホンを買って、仕事にプライベートにガッツリ使ってきたのですが、3年ほど使ってバッテリーがヘタれて1日持たなくなり、パッドの部分もボロボロになってきたので、聞き慣れないEarFunというブランドに買い替えました。
両者とも1万円以下で、ワイヤレス、アクティブノイズキャンセリングつき、もちろんマイク(通話機能)付きのモデルですが、比較すると結構違いがあったので紹介したいと思います。
見た目
質感については決定的にどちらが優れているという感じはないかな?と思いますが、EarFunの方がカップの表面が硬質感のある質感で若干高級感あるかな?という印象。あとはAnkerとEarFun、どちらのロゴにブランドを感じるかというところですかね。
操作はいずれも物理ボタンのみでタッチによる操作できなくなっていますが、基本的な操作などちらもし易いです。EarFunは右側にボタンが集約されているのに対し、Ankerは左右に振り分けられています。
充電はType-Cケーブル、いずれも有線接続するための端子があります。
音質
これは明確な違いを感じました。Ankerの方が低音がズシッと響くのに対し、EarFunは若干弱め。一方で中高音域、ギターやキーボードなどの鳴り物がEarFunの方が良く響く印象。個人的な好みはAnkerです。ロック系にはAnkerがいいかもしれません。といってもEarFunがダメということではなく好みの問題かな、と。
ノイズキャンセリング性能
これについても微妙な違いが。ノイズキャンセリングには大きく2つのモードが有り、
周りの音を聞こえやすくする外音取り込みモードとシャットアウトするノイズキャンセリングモードの2種です。意外と重要だと思っているのが外音取り込みモードで、これを使うことで家庭や職場で周りの人と支障なく話したりできるのですが、EarFunには若干難がありました。
EarFunでは「アンビエントサウンド」モードにしてもあまり人の声が聞き取れない印象です。そして問題なのが、金属音や服がカサカサとこすれる音などの高温が、通常よりもやたらと聞こえるようになります。おそらくマイクがその帯域の音を多く拾っているのかと思いますが、その結果、人の声が聞き取りやすくなってないというのが痛いところ。
一方でノイズキャンセリングはAnkerに比べてEarFunの方が強力にかかる印象で、音楽には没入感を得られます。Ankerの方も外音取り込みモードが完璧という程でも無いので、これらについてより強い効果を求めるなら上位モデルが選択肢になるのかなと思います。
アプリとイコライザー設定
どちらもアプリによるイコライザー設定ができます。様々なモードが用意されていますが、前述の音質についてはこの設定によって低音がブリブリになったりというところまでは変化がないです。
またいずれのモデルもペアリングを2台同時にできるのが良いです。PCとスマホにペアリングしておけば、仕事でもプライベートでもずっと使い続けることができます。
総評
ということで両者の比較としては、個人的には若干Ankerに軍配が上がるかなという印象です。
今回一つ留意すべきポイントはAnkerは3年くらい使い込んでいて、EarFunは使い始めたばかりという点です。音質についてはエージングによって多少変わるかもしれません。Ankerについてはかなりボロボロ担ってしまったのですが、EarFunがそれと同じことになるかどうかは使い込んでみないとわからないので、それについてはまた別途書きたいと思います。
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