頑張って起きました。夜中も。2時間おき位にw
で、全曲聴くことが出来ました。
感想はモーレツ!(昭和)って感じですw
予想以上に「原曲に忠実な」アレンジになっていたというのが驚きでした。
吉井さんの歌い方もかなり本人たちの特徴を捉えていて、美空ひばりさんのこぶし、前川清さんのうなり、あがた森魚さんの揺れる感じ、大滝詠一さんの透明感のようなものを再現しようとしている感じで曲ごとに表情が違う。これは結構新鮮。森進一さんの歌い方だけは入ってなかったけどw(作曲者の吉田拓郎さん風になってた)
そしてサウンドは原曲が持っている世界観とそれらがルーツとしている洋楽、それを吉井さんの血と肉でフィルタリングをかけて、ソロで関係性を築いてきたナポリタンズの演奏で形にした感じ。
カバーってモノマネになったら意味ないけど、得てしてアーティスト達のカバーって自分の得意な音・歌い方に持っていって好き勝手にやる方向に行きがちだと思うんです。それはそれで表現だし本人たちの実力でいい曲に聞けるし新鮮さもあるんだけど、吉井さんのカバーは「原曲の空気」をかなり読んだアプローチになってますね。
吉井さん、ソロになってから自分の得意技である「熱血の歌謡魂注入」を封印しようとして曲を作ってきたようなところがあったのですが、これが今回、今まで溜め込んだエネルギーを爆発させているというか数ターンパワーを溜めたから攻撃力が倍ですみたいな感じでファンとしてはようやく来たかというかむしろイエローモンキー時代にも聞いたことが無いレベルのド直球、歌謡・演歌な曲もあり振り切ってる感がすごいな、と。
うちの親とか普段聞かない人たちにも薦めていきたいと思います。リリースが楽しみだ。
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