デスメタルって言ってるけども

映画「デトロイト・メタル・シティ」の感想で、共感するものを発見したので
「そうだそうだー!」してみたいと思います。

「デトロイト・メタル・シティをかなりマジメに観たっす。」

ここで肝心なのが、原作者は、この二つのカルチャーそれぞれに距離感を持っているということ。そして、その距離感は本質的にまったく別物だ。渋谷系には「キモい」アングラデスメタルには「よくわからない」という距離感。つまり、あくまで、デスメタルの描かれ方は渋谷系オシャレ嗜好と対比させるための主人公の裏の顔でしかなく、渋谷系についてはフリッパーズがどうの、カヒミ・カリィがどうの、と細かい記述がよく描かれるが、メタルはというと、「ヘッドバンキング」「悪魔崇拝」などと類型的で表層的なものでしかない。

そうなんです。ここ重要なところです。
作者は、渋谷系もデスメタルも「わかってない」んじゃなくて「あえてわかってないふりをして」描いているようなところがある。

でないと、デスメタルって言っておきながら、KISSというかデーモン閣下のようなメイクのキャラだったりしないわけで。


ちなみにサントラamazonのカスタマーレビューを見ると、メタラーが「こんなのメタルじゃない!」とか書いてて笑える

そうなんです。本物のメタルを求めていた人たちには不満なんでしょうけど、それは別にいいじゃんと思うのです。

曲は本当に良いです。

そうなんです。特にカジヒデキが作った渋谷サイドの曲たちが。



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