真・女神転生IV (3DS)を購入

ゲーム

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買いました。このシリーズのファンです。
まだ中盤くらいなのでレビューできる段階ではないですが、手応えとしてはやっぱりいつものメガテンだなという印象です。
今回特に好きなポイントの一つはその世界観です。
女神転生シリーズは現代からあまり離れてない時代の世界、特に東京が舞台になっているのが特徴で、新宿、銀座、吉祥寺などの地名が登場します。
ところが今回の舞台は「東のミカド国」という中世ヨーロッパを思わせる雰囲気の世界観で始まります。そこでシリーズのファンからすると「ん?」という違和感を覚えるのですが、主人公の役職が「サムライ」だったり、地名にキチジョージという場所が出てきたり、その世界では「魔法の文字」と呼ばれている文字がどう見ても「漢字」だったり、現代の東京との何かしらのつながりを感じさせるものとなっています。
そして舞台が進んでいくと、ある場所から現代の東京に繋がる予想外の展開が・・・ということでむしろ今までのシリーズ同様に「東京と地続きで、かつドラスティックに変化した世界」が味わえます。


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もう1つはLAW(秩序)とCHAOS(混沌)の間で揺れるストーリー展開です。
女神転生シリーズの特徴として「勧善懲悪でない世界観」というものがあります。
世界中の神話や伝説に登場する天使や悪魔が登場する同シリーズですが、それらは大きく「秩序を重んじる天使たちを中心としたLAW陣営」と、「混沌を重んじる悪魔たちを中心としたCHAOS陣営」に別れます。
こう聞くと天使たちがいい奴らのように聞こえなくもないですがそうとも限りません。天使たちは秩序を重んじるあまり、個々の自由な価値観を認めず、一つの理想のもとに全体を支配しようとします。一方の悪魔たちは、自分の欲望に任せて好き勝手なことをしますが、自由を謳歌していて、また個々の力だけがモノを言う世界を築こうとします。
両勢力により人間の世界が脅かされる中、人間である主人公(あなた自身)はその中で仲間たちの様々な意見や、天使と悪魔の問いかけを聞きながら選択を求められます。通常のRPGでは正解の選択肢は決まっていて、あまり迷う選択もないことが多いですが、メガテンにおいてはどちらが正解とも言い切れないような選択に迫られます。そして選択を繰り返す中でLAWかCHAOSへ導かれていく、またその間にある人間らしさとは?を考えさせる内容となっています。
ということでメガテンらしい楽しさに溢れています。
システムはとても歯ごたえがある難易度となっていますが、これはまた別の機会に。

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