仮面ライダーゴーストの体つきがなぜもっさりしているのかをおもちゃの視点から考える

仮面ライダードライブが終わってしまい寂しい今日このごろですが、今度は「仮面ライダーゴースト」がスタートします。

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新ライダーのデザインを見て多くの人が抱いたであろう感想は「なんか、体つきがもっさりしている?」ではないでしょうか。

フード付きのジャケットがモチーフとなっている上半身が特徴的ですが、なんかガタイがマッシブ?というかドライブとかと比べると腕や足が太く胸板も厚めでなんかごついなという印象です。

新ライダーのデザインについては出る度に「だせぇw」とか「前のほうがよかったw」というような反応が出るのは仕方ないことだと思っていましたが、発売されたフィギュアを見てその謎が解けたような気がします。

フィギュアではジャケットが着脱できる

こちら「レオンチャンネル」に次いで最近良く見ているヲタファさんのレビュー動画。このフィギュアはおもちゃ売り場でメインターゲットの子どもたちがおねだりして買ってもらう価格帯のおもちゃです。前回のドライブでは「タイヤコウカン」がメインのギミックとなっていましたが、今回のゴーストのギミックは「上着が着脱できる」ことのようです。(これをゴーストチェンジという)

上着部分はPVCの軟質パーツで出来ており、子供がガシガシ遊ぶことを考慮した作りになっています。そのため作りがどうしても分厚くなってしまうのです。これがゴーストのデザインがあのようになった理由ではないでしょうか。

これでもしテレビのゴーストが薄めのジャケットでタイトなシルエットの着こなしをしていたら、おもちゃのモデリングとギャップが生まれてしまったかもしれません。

この構造を見て思い出されるのは「仮面ライダー鎧武」シリーズです。あれは鎧がモチーフになっていたため、ゴツさが気にならない作りになっていました。あの遊びを踏襲している感じがあります。

ヒーローはおもちゃありきでデザインされている

ライダー/戦隊シリーズはご存知の通り、おもちゃと完全に連動して作られています。テレビシリーズスタートと同時におもちゃ売り場にはおもちゃが並び、新しい変身、武器、ライダーが登場すればそのおもちゃのCMが即座に流れ、店頭には並んでいます。

ヒーローのデザインはおもちゃとしてどう展開するかを完全に盛り込んだ上でデザインされているのでしょう。仮面ライダードライブではメインのドライバーにミニカーを連動させると様々な音声が聴ける様になっていましたが、ファミコンのカセットなどとは違い、連動させるミニカー自体には音声データを持っておらず、個体認識のミゾが入っているだけというシンプルな構造でした。そのため、全ての連動データはベルトの中にプリセットされていたわけです。

放送が進むに連れ次々と色々なシフトカーがでたり、映画が何本も公開されてその中で新しいのが出たり、一年先までのデータがシリーズ開始日に出荷されたおもちゃに内蔵されていたことになります。なんと周到に計画されたおもちゃなのでしょう。

また一年間新しいライダーを楽しむことになりそうですが、財布へのダメージは最小限にして頂きたいところ・・・

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