映画「みらいのうた」吉井和哉の3年を追ったドキュメンタリー

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見てきました。この映画は吉井和哉、イエローモンキーの推しを続けている私はもちろんですが、ファンの人以外にこそ見てほしい素晴らしい映画でした。

エリザベス宮地監督のドキュメンタリー撮影手腕

この作品を見る前にエリザベス宮地監督の前作「Will」という東出昌大の「あの後」の生活を密着した作品を見たのですが、こちらも素晴らしい作品でした。なんというか対象の人との距離感の近さ、一つ一つの画も決まっていて映画としてのルックが良いと思いました。

EROさんのロックな佇まい

そしてこの映画のもう1人の主人公と言える人物、EROさん。アーグポリスというバンドで吉井さんがバンドのキャリアに誘った人物でありますが、この方の杖をつきながらも革ジャンとブーツをかかさず身につける佇まい、そして賃貸のマンションの一室ながらロックなアイテムが散りばめられた歴史のある家、これが簡単にはできないような雰囲気を漂わせていてそれにまず惹かれます。

そして独特な静岡なまりの「だもんで」という話し方と、後半になって明かされる女性関係の生活のしっかり駄目なところもあり、あーちゃんとこの人は色んな意味でロックな人なんだということがわかります。

そして吉井さんも仲良く話しているようで、終盤では悪態をつくようなシーンもあり、ちゃんときれいなところだけを切り取っていないところが笑いどころでもあり、リアルな人間関係ってこうだよねと感じさせる編集も良いと思いました。

そして最後の教会でのライブのあと、EROさんが「こんなわたしでよければ」と女性への欲求をにじませるというオチ。これが最高w

ライブシーンの過不足ないバランス

もちろんちゃんと吉井和哉、というかイエローモンキーとしてガッツリ活動している時期のライブシーンもちゃんと見ることができます。これが切りすぎて物足りない感じもなく、逆に長過ぎて映画としては冗長に感じることもない、ちゃんと1曲聴き応えがありつつ、しっかり編集でテンポよく繋いでいる絶妙な塩梅。

他にも様々なアーティストが出てくるところも見どころです。

様々な人の人生模様に落涙

EROさん以外にも吉井さんに関わる様々な旧友、仕事の関係者などの人物が出てきてその人達のそれぞれの人生における、別れ、死にまつわるエピソードが心に染みます。

後半からはずっと目から水を垂れ流していました。

みらいのうたで語られていないこと

このドラマに写っていないことをふと考えました。それは吉井さんの家族です。お母さんはでてきたものの、奥さんがいるはず、そう有名なあの方。

これはファンとしては見たくないもので、そこは完全に切り抜かれていました。でもそれでいい。あくまでドキュメンタリーは一つの目線で切り抜かれたストーリーであるということ。

しかしそれが故にドキュメンタリーは楽しく、感動するものなのだと感じました。

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