かつて音声入力といえば、誤変換が多く、結局あとから手で修正する手間を考えると「最初からキーボードで打ったほうが早い」となりがちでした。しかし、近年のAIの進化によって、その状況は劇的に改善されつつあります。
文脈を読み取るAIの「補完力」
最新のAIの凄さは、単に音を文字に起こすだけでなく、前後の文脈から「おそらくこういう意味で言っているのだろう」と推測して補正してくれる点にあります。
これは、人間が騒がしい場所でも相手の話を理解できる仕組みと同じです。多少聞き取りづらい部分があっても、文脈から意味を補完する。この高度な処理をAIができるようになったことで、以前のような「おかしな文章」が激減し、極めて正確なテキストが生成されるようになりました。
「歩きながら執筆」という選択肢
iPhone純正の音声入力でも、今や実用レベルとして十分すぎる精度です。これにより、歩きながらでも文章を構成することが可能になりました。
もちろん歩きスマホは厳禁ですが、音声入力なら前を向いたままアウトプットができます。以前なら独り言を言っているようで少し周囲の目が気になりましたが、最近はワイヤレスイヤホンで通話している人も多いため、「誰かと話しているんだな」と思われる程度で、心理的なハードルもかなり下がってきたと感じます。
構成や推敲もAIに任せる(修正は要るけど)
さらに画期的なのは、入力した後の「加工」もAIに任せられる点です。
これまでは、音声入力するにしても、頭の中でしっかり文章を組み立ててから話す必要がありました。しかし今は、思いつくままに話し、同じことを二度言ってしまったり、話が前後したりしても構いません。
話し終えたあとに、その散らばったテキストをAIに渡して「再構成して」と指示すれば、整然とした論理的な文章に生まれ変わります。音声入力とAIによる推敲を組み合わせれば、もはやキーボードを叩く必要すらなくなってきているのです。
ただし、最後の修正は必ず要りますけどね。でもその時間だけに注力すればよいです。
入力速度は手入力の5倍へ
一節には音声入力は手入力の5倍早いとかそれ以上とか言われているようですが、個人的な体感でもそれは間違いありません。このブログ1本を書き上げる時間があれば、下書きレベルなら5本は作れてしまうのではないかという感覚があります。
文字入力という作業の時間を劇的に短縮できるこのワークフロー、試さない手はありません。
ちなみに、今回のブログもiPhone純正の音声入力で作成していますが、アプリなら「AquaVoice」が非常に優秀でおすすめです。Windowsでの作業中にも重宝しています。興味がある方は、ぜひインストールしてその快適さを体感してみてください。


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