発表されたときからずっと楽しみにしていたNetflixの「地獄に堕ちるわよ」を一気に見ました。結論としては最高の面白さでした。今まで見たNetflixオリジナルの中でも5本の指に入る名作だと思います。
ここからクリティカルなネタバレは避けて感想を書きますが、気になる方は何も見ずに是非本編を見てください。
戸田恵梨香が細木数子に見えるのか問題
これについてSNSでもよく言われているところですが、個人的には全く気になりませんでした。確かにBBAになった年代の細木数子を演じるシーンでは、特殊老けメイクをがんばっているとはいえ、体の華奢さが際立っていてイメージとはちがうかなと思うところはありましたが、これはあくまでドラマ。
そしてこのドラマのポイントは若い頃の細木数子がメインと言っていいようなストーリー展開で、女を武器にのし上がっていく若き細木数子、ブチギレるとめっちゃ怖い細木数子、このイメージに戸田恵梨香さんはぴったりハマっていました。
そして戸田恵梨香さんという女優さん、いい意味でリアリティというよりは現実を超越したような存在がハマる役者さんのように思うので、細木数子の虚像感ともマッチしていていました。
伊藤沙莉のインタビューという目線で語られる展開
予告編で見たときは、伊藤沙莉さんが主役ってどうゆうことなん? って感じがしましたがこの構成がストーリー展開において効果的に働いていて、後半になってなるほどこう来たかという面白さを生んでいます。
ドラマと真実の間でどういった落とし所に話が着地するのか、見事な作りだと思いました。
島倉千代子と三浦透子が大好きになる
劇中、最も印象に残った人物といえば、島倉千代子さん。私自身、細木数子と島倉千代子って「なんかあったんじゃなかったっけ?」くらいの記憶しかなかったのですが、このエピソードは強烈なインパクトを残すハイライトとなっています。前述のインタビュー目線のストーリー展開がここでも効いてきます。
そして三浦透子さんの演技、歌をなんとご本人が歌われているこの説得力。そしてあの有名な曲が、とんでもなく素晴らしく恐ろしいタイミングで流れることで、全く違う印象の曲に聞こえます・・・
細木数子を囲う男たちの魅力
それ以外には細木数子を囲う男性陣、このセクシーさ、妖しさ、揺れ動く感情、これに揺さぶられます。細木数子がこの男たちと激しい絡みをしていく様が見どころです。すっかりヤバい役でおなじみとなった生田斗真さんを始め、今が旬の役者さんたちが出ています。ピエール瀧は出てません。
戦後の時代モノとしてのクオリティの高さ
細木数子に興味がなくとも戦後から平成に至るまでの時代ものとして長編ドラマの見応えがとてもあります。ネットフリックスの潤沢な予算が生かされています。ドラマとして理想化されたディテールは様々あるにせよ、先程から言っている細木数子へのインタビューという形式で展開していくことがここでも効いています。
Netflixのドラマの中で最高にオススメの1本です。直接的なエロ・グロシーンというは無いため、そうゆうのに耐性が無い方へもオススメできます。
最後に若干、ストーリーに関わる感想を一言。
「っていうか細木数子、全然占いやらねーじゃん」



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