【非エンジニア向け】AI搭載のテキストエディタ「Cursor」

AI・Webサービス

エンジニア、コーダー界隈では急速に普及している「Cursor」というアプリケーションがあります。これはVS Codeというマイクロソフトのテキストエディタをベースに、Open AIなどのLLM機能を連携させたアプリケーションで、AIにコードに色々聞いて修正方法を教えてくれたり、直してくれたりするもので、実際使ってみると「これはすごいぞ」となりました。

ガチのエンジニアが使うのはもちろんですが、私のような非エンジニアで仕事上ちょっとコードを扱ったり、個人的にブログを作ったりしている人にとってもかなり役立つアプリだということがわかりました。

わからないことを聞いたら調べて直してくれる

たとえば最近、MCPという技術がすごいということで紹介しているのですが、

この設定をするためにはClaudeデスクトップというアプリの設定ファイルのコードを少し書かないと行けないのですが、

そのファイルを開いて、「NotionのMCP設定してほしい」と伝えると、そこから先はAIが設定方法をWebで調べて、コードを書いてくれちゃいます。そして更新されたファイルを保存してClaudeを再起動すると・・・エラー!

エラーかよとなりますが、ここで諦めてはいけません。「エラーになった!」と伝えたら、さらにAIが「エラーになった理由を調べます」と動き出して、「ログファイルを開いて原因を見つけました!」と言われてコードを修正してくれます。これで、いけます!と言われて再度立ち上げると・・・エラー!

っていうことを繰り返すうちに別の原因を見つけてくれて3回くらい修正をした結果・・・無事動作するようになりました!

この使い方、AIのうまい使い方を見た気がします。生成AIのチャットは始めて使うと単発の質問をして「なんか思ってたのと違う回答だな」と思ってやめてしまうことがあるのですが、そこで諦めずに別の質問をしたり、質問の背景にある情報を伝えたりすると精度が上がっていくというのがあります。

Cursorが面白いのはコードを修正をするにあたっても、結果だけを返すのではなく、思考の過程や参照する情報を順番に提示して論理を組み立てて1つずつステップを踏みながら作業をしてくれるというのが面白いです。

このCursorを利用して、前回紹介したNotebookLMにインプットするためのMarkdownファイルを生成してもらいました。

コードを書く以外にも

で、ここまではちょっとしたコードを書くときの話ですが、それ以外の「書きもの」全般にも使えるという話をします。

最近はChatGPTなどにテキストを打ち込んで得られたテキストを別のところにコピペしてという使い方を良くするのですが、Cursorであればそのコピペ作業自体が不要になり、テキストファイルそれ自体を加工してくれるということが大きなポイントです。

議事録

たとえば音声読み取りをした文字起こしファイル、それ自体は余計な言葉が多くて使い物になりませんが、それを「余計な相槌などを抜いてきれいにして」と指示すればきれいにしてくれますし、そこから「要点を箇条書きでまとめて」と指示すれば十分実用的な議事録が出来上がります。それでも100%OKとはならず一部直さないと行けないところもありますが、一から書くよりも圧倒的なハイスピードで書けます。

書いてあるファイルにある情報以外にもウェブ上から情報を書き足してもくれるので、「ここにある言葉の概要を書き足して」などと指示して文章をふくらませることもできます。

ブレインストーミング

何かの企画を考えるとき、背景となるテキスト情報(例えば私の会社はこうゆう会社で、こんな業種のお客さんにこんな技術の提案をしたいんだけど)というふうに伝えるとそれを元にかなり具体的な企画があがってきます。

さらにそれに対して「ここは違う」とか「もっとこうして」とか会話をしていくうちにどんどん企画内容が煮詰まっていきます。

この対話を繰り返すことでテキストの練度を上げていく感じがAIの楽しさです。そしてその出力結果がその場でテキストファイルに反映されているのがCursorの便利さです。

なんというか新しい仕事の相棒を得た感じで、これからの働き方が大きく変わるんじゃないかという予感がします。

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