Netflixの4Kに加入しまして、せっかくリビングの大きなテレビで見るなら音をもっと良くしたいなという欲求が高まってこちらを購入しました。
Dolby Atomos対応の疑似サラウンド

今回の選定のポイントは「Dolby Atomos対応」。Amazon Primeなどでもよく見かけますが、立体音響の規格としてスタンダードになりつつあり、最新のお金かかった作品ではこの規格で配信されているものをよく見かけます。
それに対応して安いの無いかなと探してみると「ビームフォーミングスピーカー」と呼ばれる壁や天井に音をぶつけて反射させることでサラウンド感を得るタイプがあることを知りました。これならかなりコスパよく導入ができるのでは?
と思って製品のレビューを見てみると、どうやらフロントスピーカーのみのサウンドバーでは後ろからヘリが飛んできたり銃弾が行き交うようなサラウンド感を得ることはほぼ無理らしい。そう甘くはないか。
しっかりしたサラウンド感を得るならば、これの上位機種にサウンドバーの両端がパカッと外れて後ろにスピーカーとして置けるタイプが売っていてこれがベストなのでは?と思いましたが、お値段は倍以上。ちょっと家族の許可を得るのが難しいと思い今回はこちらの安価な方をチョイス。このモデルは旧世代の型落ちとなっているので、同クラスの他の製品と比べても一回りお安くなっています。
そして実際に再生してみると、なるほどなるほど。実際のスピーカーの位置よりも前方に大きく広がったような音場ができる感じ。特にDolby Atomosのソースを再生するとバランスが良く再生され大迫力になりました。事前の評価通り、後ろから音が聞こえるようなことはほぼ無し。
壁を反射させるしくみ上、再生環境によって結構変わるらしいです。具体的にはスピーカーの近くに壁があるほどによく反響するらしい。我が家のレイアウト上、左と後方の壁が遠かったりというのも要因としてあるかもしれない。
しかしこれはこれで充分に良いな。
集合住宅で低音をどれくらい出すのが現実的か
そして音響システムで一番重要と言っても過言でないのが、低音のパワー。実家の一戸建てでそこそこのレベルのを使ったことがありますが、今住んでいる集合住宅のリビングであれを鳴らすのは正直現実できではないのではないか?と思いました。そこで今回はサブウーファー無しでサウンドバー単体で低音を出すこちらを購入。このモデルはパッシブラジエーターを上下に2×2基搭載とのこと。
買ってみてショボかったらどうしようと迷いましたが、実際に使ってみると・・・低音めっちゃ出るじゃん!

これは期待通りいやそれ以上でした。むしろ音がでかすぎて小さめで再生しないと苦情が来る(家庭内で)レベル。
映画では爆発が起きたときのドカーン、ずぅぅん、バキューンという音が大迫力になり雲泥の差。音楽を聞くときも、ベース音、キック音がずんずん響くので大満足。
設定しづらいリモコン

最近のトレンドなシンプルリモコン。それ自体はいいのですが、このモデルはアプリで細かい設定をしたりということができず、たとえば低音のレベルを上げようと思うと、◯ボタンを3秒押してから✕ボタンみたいな裏技的操作をする必要があり、使いづらいです。
また、入力ソースごとに設定を変えたりということもできず、普通のテレビを見ているときには妙に反響する感じがあって聞き取りづらかったりするのも個別に調整することなどもできなかったりします。
このあたりは型落ちモデルだからしかたないか、というところ。
HDMIのARC対応で電源・リモコンが連動
最近のモデルではおなじみのテレビと連動するARC接続。テレビをオンにするだけでサウンドバーも起動し、テレビのリモコンに連動してサウンドバーの音量も変わります。
ただし、前述の通りテレビの普通の番組で鳴らすと、妙に反響する感じというかむしろ聞き取りづらい感じになったり、CMがやたら大迫力になったりで若干微妙。であればオフにすれば良いとなりますが、その際は専用のリモコンでオフにする必要があるので若干面倒です。
コスパは最強。マンションでそこそこの音質で使うなら充分
トータルとしては大変満足度の高い買い物でした。レベルアップするならこれにリアスピーカーだけ追加したモデルがほしい。サブウーファーはトゥーマッチなのでいらないなと思いました。一戸建てのシアタールームに置くなら別ですが。
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