おすすめのポータブル電源<キャンプも災害時も>EcoFlow River 2 Pro

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ふらっと寄ったコジマでたまたま安くなっているのを見つけ、念願のポータブル電源を購入しました。ポータブル電源って「どれを買ったらいいかわからない製品」の筆頭じゃないかと思います。自分もそうでした。今回の購入にあたって何がポイントかを整理したのでお伝えしたいと思います。

大きく3つのサイズ(価格)帯がある

ポータブル電源のサイズ・容量・パワーはおおよそ比例するのでこれを3つのクラスに分けるとすると今回買った768Whという容量は「中型」といったところかと思います。価格帯としては5万円前後。
価格帯で2〜3万くらいのものが小型、10万前後からそれ以上のものを大型といったところでしょうか。この価格帯の広さがポタ電何買っていいかわからない問題」に繋がる1つの要素かなと思います。

容量(Wh)スタミナ

ポータブル電源の容量の単位は「Wh(ワットアワー)」という単位。これは「電力(W)×時間(h)」で計算されます。例えば50Wの電気毛布を6時間使うという場合、「50(W)×6(h)=300(Wh)」となり、300Wh以上の容量が必要になるということです。
スマホの充電で考えると40回くらい満タンにできるくらいの容量ということで普段使っているモバイルバッテリーとは比較にならない容量があることがわかります。

出力(W)パワー

前述容量がスタミナとすれば、パワーにあたるのが定格出力(W)です。これによって動かせる家電の種類が変わってきます。これは前述のWhの表記がそのままパワーと考えてもよいものが多く、768Wのパワーを1時間出せるということになります。逆に言うとそれほどハイパワーのものは1時間動かしたら空っぽになってしまうということです。

では一般的な家電がどれくらいの電力を消費するかというと以下の表。

電化製品消費電力(約)
家庭用エアコン45W~2000W
セラミックヒーター600W~1200W
ホットプレート1300W
電気ケトル700W~1000W
こたつ600W~800W
LEDランタン25W~200W
ノートパソコン50W~120W
ポータブル冷蔵庫40W~100W
電気毛布50W~90W
プロジェクター35W~70W
扇風機50W~60W
ポータブルゲーム機2W~20W(充電時)
液晶テレビ2W~20W
スマートフォン15W(充電時)
タブレット3W~15W(充電時)
カメラ3W~6W(充電時)
ECOFLOW(https://blog.ecoflow.com/jp/rated-output/

電気ケトルもギリ動かせそうだけど、ホットプレートは無理っぽいということがわかります。
これは動かしたいという用途がある場合、これを考慮しないと買ってみても使えないということになるので、注意が必要です。
前述のようにスマホ・タブレット・ゲーム機などのガジェットの充電がメインであれば、768Whあれば何十回も満充電にできる容量があります。これをメインの用途とするならばスモールサイズのポータブル電源が候補になるかもしれません。
電気毛布の場合、1枚は一晩十分使えるが、2枚同時だと心もとないなとか、2泊使うと足りないな、という感じになってきます。そういった用途を考慮すると上位の1000Whクラスが候補になってきます。

最大1000Wの家電が使える「X-Boost」

このモデルの独自の特徴としてX-Boostという機能があり、これをオンにすると機器の電圧を下げることで1000Wの機器まで使えるようになります。
これによって、電気ケトル、ドライヤー、炊飯器、ホットプレートなどの家電も使うことができてしまいます。1000Wレベルの一回りデカくて高価格のものを買わなくても、いざというときにこれらの家電も使うことができるというのは大きなメリットです。

充電スピードの速さ

そして使い勝手の問題の一つにあるのが充電のスピード。大容量の電池を充電するので充電には多くの時間がかかります。これについては最近のモデルでは進化が著しくて、今回買ったRiver 2Proでは70分でゼロから満充電できるという爆速っぷりとなっています。また充電時のケーブルにACアダプターがなく、コンセントに直差しが可能というのも嬉しいポイント。他にも車のシガーソケットから充電したり、ソーラーパネルで充電したりという選択肢があるのもいざというときに役立ちます。

シガーソケット充電は車中泊派の人には便利なアイテム。

軽さとサイズ

パワーが強ければ強いに越したことはないものの、ネックとなってくるのがサイズです。
今回のモデルは同レベル帯の中でもコンパクトさが際立つモデルで、

小さいスペースに収納できるのは嬉しいです。ファミリーキャンプの場合、いかに荷物を減らすかが重要となりますし、災害時に持ち運ぶのも小さいに越したことはありません。重さはそれなりにずっしりとはしますが、それでも比較的軽い方なので女性や子どもでも扱いやすいと思います。

画面表示とアプリ

最近のポタ電はアプリ対応となっていてこれが地味に便利です。
電気の使用状況、充電状況をモニタするのがまず用途ですが、これがあると、「このペースで使っていると何時間後に使えなくなるか」がわかるというのがとても重要です。キャンプでも災害時でも「なくなってしまったら終わり」という状況が多いので、見通しは常にモニタしておきたいところです。
充電時にはどれくらいで満タンになるかの見通しがわかります。ソーラーパネルなどは意外と充電に多くの時間がかかるのでこれも「充電してみたら意外と足りなかった」っていう結果にならないようにモニタができます。

ソーラー充電(別売り)

このモデルに限らず多くのポータブル電源では別売のソーラーパネルによる充電ができます。こちらもセットで安くなっていたので購入しました。

しっかりとした防水仕様のケースがセットになっていて、これ自体がスタンドになるという機構。

家で広げてみると結構なデカさ。これでも低出力のもので上位モデルはもっとデカい。

ベランダ発電システム完成。
実際使ってみると思ったよりも充電には時間がかかります。このモデルだと8時間、理想的な日照であたり続ければ満タンになるかも? って感じですが実際は意外とそう上手くもいきません。まずベランダには意外と日陰ができるのでフルパワーが出にくいようで。冬にやっているので夏にやるとまた結果は変わりそうですが。

電気を供給できないいざというときに役に立つと思いますが、電気が得られるということは電気代が浮くのかな?ということですが、ざっと計算してみると満充電して数10円くらいが稼げる計算という感じで思ったほど電気代って浮かないのだなという感じですがチリツモにはなると思いますし、使ってみると楽しいものです。

耐久性は結構すごいらしい

ポータブル電源というと電源の塊なわけなので、安全性が気になったりすると思いますが、

公式でこんな実験をしていて、そこまでしなくてもっていう実験でびくともしないようなので、ラフに扱っても大丈夫そうです。ベランダで充電するときに放置するくらいだったら問題はなさそう(日陰のほうがバッテリーへのダメージが少なく望ましいらしいですが)

まとめ

ということで不意に購入したポータブル電源ですが良い買い物ができたんじゃないかと思います。購入するときは必ずセールの時期に買いましょう。ポータブル電源は価格が大きいのでセール時の値下げ幅もすごく大きいです。あと謎のメーカーだったり謎の通販で異常に安いものは手を出さないように気をつけてください。

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