デュアルSIM、聞いたことはあるけどなんか難しそう、ガチ勢向け機能というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。自分もそうでした。
今回iPhoneを買い替えたときにたまたま当たった店員が携帯マニアな人で話を聞いたらデュアルSIMで複数回線切り替えまくりながら使うエキスパートな人で、自分もやってみることにしました。
デュアルSIMとは？
その名の通り、１つの携帯に２つのSIMカードを入れるということです。これによって回線を２つ契約する事ができるので、複数の電話番号を持ち、複数のデータ通信の回線を１つの携帯で使うことができます。
昔から仕事用・プライベート用などで複数の携帯を持つ人もいると思いますが、それと違うのは１つの携帯でそれを実現するということです。複数持ち歩く手間がなくそれを実現できます。
自分としては仕事用の電話番号を持たないと困るということは無いのですが、興味を持ったのは楽天モバイルやPovoを使ったことがキッカケです。楽天モバイルは電話が専用アプリでかけ放題、データ通信も上限なしに使ってもお安いという、コスパ的には完全に最強のキャリアなのですが、問題点はアンテナが少ないこと。実際使っていても電車移動のある区間でも、スーパーの一角、キャンプ先などでもいきなりど圏外になることがちょいちょいあります。この致命的なデメリットをデュアルSIMなら解決できるのでは？と思いました。
そこでPovoです。こちらも実際に契約して使ったのですが、基本費用を０円で契約できるのが大きな特徴です。これなら複数回線契約をしても基本費用が膨らむことなく、楽天電波が悪いときだけ、Povoで補うように使えばデメリットを消せるのでは？と思いました。Povoには豊富なトッピングプランがあって、たとえばキャンプ先で２４時間使い放題にしたりとか、柔軟な使い方が可能になります。
ということでデュアルにすれば色々な可能性が広がり、月額の費用も抑えることができる可能性があるというのがポイントです。
eSIMとは？
ここでもう一つ覚えておきたい用語がeSIMです。こちらは聞いたこともない、もしくは聞いたことはあってもよく知らないという方も多いのではないでしょうか。私もそうでした。
eSIMは簡単言うと物理的なカードが無く、データ化されたSIMということになります。これに対応している携帯なら契約したらネット経由で（携帯の契約前であればWi-Fiが必要）ダウンロードしてインストールするだけですぐにキャリアを利用開始できます。従来のSIMだと店頭か郵送で受け取って差し込む必要があるのがとても楽になります。
これによるメリットは即日開通可能であること、接触不良で使えないリスクがないこともメリットです。これによって複数回線を持つことがより手軽にできるようになりました。そもそもiPhoneにはSIMスロットは１つだけなのでデュアルで使うためには少なくとも片方はeSIMで契約する必要があります。
デメリットとしては機種変更するときに従来のSIMだとカードを差し替えるだけでほぼ使えるのが、eSIMだとウェブ上で手続きをする必要があり多少手間ということがあるみたいです。
実際に設定してみるとiOSはデュアルSIMのための設定がしっかりあって、それぞれの回線に主回線、副回線の位置づけを設定したり表示名を変えたり、電話をどっちで使うか、データ通信をどっちで使うかのデフォルトを設定したりと細かい設定が可能です。そして電波が2つ表示されるのがなんだか嬉しくも頼もしくもあります。
ということで私はメイン回線を楽天、サブをPovoで運用してみようと思います。実際に使ってみての費用や使い勝手については追って書きたいと思います。
コメント